京都文教中学校・高等学校
2026/10/15
京都市左京区岡崎にある京都文教中学校・高等学校
先日、京都文教中学校・高等学校の先生が大和塾にお越しくださり、学校の教育方針やコースの特色、大学進学状況、そして2027年度からの教育改革について詳しくお話を伺いました。
京都文教は、長い歴史と伝統を持ちながら、時代に合わせて教育内容を見直している学校です。
特に今回注目したのは、2027年度からの高校の授業時間・カリキュラムの変更と、学習と部活動の両立を意識した学校づくりです。
今回は学校の先生から伺った内容と、学校案内や公式資料をもとに、京都文教中学校・高等学校の特色をご紹介します。
創立123周年。京都・岡崎で受け継がれる教育理念
京都文教は、2026年に開校123周年を迎えた歴史ある学園です。
学校が大切にされているのは、学力だけではなく、人間としての成長です。
校訓は「三宝帰依」。
仏教の精神を基盤とし、謙虚さや誠実さ、人を思いやる心などを大切にする教育です。
学校案内には、
「君はかけがえのない存在」
という言葉が掲げられています。
一人ひとりにそれぞれの個性や可能性があり、自分らしく成長してほしいという学校の願いが込められた言葉です。
大学入試に向けた学力を育成することはもちろん重要ですが、社会に出てから必要になる人間性や主体性を育てることも、京都文教が重視している教育の一つです。
京都文教中学校 自分で考え、行動する力を育てる
京都文教中学校では、ACT(アクト)教育を教育の柱としています。
ACTとは、Active(主体的)、Creative(創造的)、Thinking(論理的)の頭文字を取ったものです。
教科の知識を身につけるだけでなく、自分で考え、判断し、行動する力を育てることを目指しています。
独自の「文教京都学」では、京都の歴史や文化を題材にしたフィールドワークやプレゼンテーションなどに取り組みます。また、英語教育にも力を入れています。
学習面では、発展的な学習に取り組むACTαクラスと、基礎基本の定着から着実に学力を伸ばすACTβクラスが設けられています。
私が注目したいのは、学力だけでなく、調べる力や表現する力を育てようとしている点です。
中学受験では入学時の学力に目が向きがちですが、入学後の6年間で何を学び、どのように成長できるのかも大切にしてほしいと思います。
京都文教高等学校 2027年度から学び方が変わる
特に興味深かったのが高校の教育改革です。
50分授業から45分授業へ
学校の先生のお話では、2027年度入学生から、授業時間を従来の50分から45分に変更するとのことでした。
あわせてカリキュラムも見直され、授業に割り当てる時間を減らす方向で改革が進められています。
この変更により、部活動などに取り組める時間も増えるとの説明を受けました。
私が注目したのは、単に授業時間を短縮するということではなく、生徒の学校生活全体を見直そうとしている点です。
高校生活では、大学進学に向けた学習はもちろん、部活動や学校行事などから学べることも少なくありません。
一方で、授業時間が短くなる分、限られた時間の中で学習内容をどれだけ理解し、定着させられるかが重要になります。
新しいカリキュラムのもとで、学校が学習指導と部活動の両立をどのように実現していくのか、今後も注目したいところです。
高校には3つのコースが設置されている
京都文教高等学校には、特進コース・進学コース・体育コースの3つのコースがあります。
それぞれ学習内容や目標が異なるため、志望校を考える際にはコースの違いを理解しておくことが大切です。
特進コース 国公立大学・難関私立大学を目指す
特進コースは、大学進学に向けて高い学力を身につけることを目指すコースです。
特進Aは国公立大学への進学を目標とし、文系・理系に対応した学習を進めます。
特進Bは、難関私立大学を目指す文理専攻と、英語力の向上を重視する国際英語専攻に分かれています。
国際英語専攻では、英語資格試験への取り組みや英語を活用した学習にも力を入れています。
また、特進コースでは、放課後の特別授業や長期休暇中の講習なども設けられています。
大学進学を明確な目標として、日々の学習にしっかり取り組みたい生徒にとって、検討したいコースです。
進学コース 勉強と部活動の両立を目指す
進学コースは、基礎学力の定着を重視しながら大学進学を目指すコースです。
京都文教では「文武両道」を大切にしており、進学コースでも部活動と学習の両立を意識した教育が行われています。
2027年度からは文系・理系の選択が可能になるほか、2年次から進学選抜クラスも設けられます。
私が注目したいのは、大学進学を目指しながらも、部活動や学校行事などに積極的に参加できる環境を整えようとしている点です。
ただし、部活動と学習の両立は、時間に余裕があれば自然にできるというものではありません。
限られた時間を自分で管理し、継続して学習する姿勢が必要です。
進学コースを検討する際には、日々の学習内容や進路指導の仕組みについても確認しておきたいところです。
体育コース スポーツに打ち込みながら進学を目指す
体育コースは、競技力の向上と学力の育成を両立させることを目指しています。
指定部活動は、硬式野球(男子)・陸上競技・柔道・水泳・ソフトテニスの5部です。
体育コースでは独自のカリキュラムが組まれており、部活動に取り組む時間を確保しています。
スポーツを中心に高校生活を送りたい生徒にとって、注目したいコースです。
ただし、競技に打ち込むことと、その後の進路を考えることは別ではありません。
大学進学や将来の目標も見据えながら、自分に合った環境かどうかを判断してほしいと思います。
大学進学実績と多様な進路
高校を選ぶ際には、卒業後の進路も重要な判断材料になります。
京都文教高等学校から提供された2026年度大学入試の合格状況を見ると、国公立大学や関関同立、産近甲龍・佛教大学など、幅広い大学への合格実績があります。
主な大学群別の合格者数は次のとおりです。
国公立大学 9名
関関同立 40名
産近甲龍・佛教大学 194名
薬学系 10名
看護系 10名
※2026年3月30日現在。大学群別の区分は学校提供資料によるもので、合格者数は延べ人数を含みます。
合格大学には、京都教育大学、大阪大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学、京都産業大学、近畿大学、龍谷大学、佛教大学などがあります。
また、教育・経済・理工・医療・看護など、進学先の学部も多岐にわたっています。
私が進路指導で大切にしているのは、大学の名前だけで進路を判断しないことです。
どの大学で何を学び、その先の将来にどうつなげていくのか。
京都文教のように複数のコースがある高校では、自分の学力と将来の目標に合ったコースを選ぶことが特に重要だと考えています。
指定校推薦という選択肢も
京都文教高等学校には、多くの大学・学部に指定校推薦枠が設けられています。
一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜なども進路選択の一つとなります。
ただし、指定校推薦には出願条件や校内選考があり、希望者全員が利用できるわけではありません。
推薦枠や対象学部も年度によって変更されることがあります。
指定校推薦の有無だけで学校を選ぶのではなく、入学後の学習内容や進路指導も含めて判断することが大切です。
部活動や学校施設も高校生活の大切な要素
京都文教では、運動部・文化部ともにさまざまな部活動が行われています。
学校案内には、体育館や図書館、講堂、コミュニケーションスペース、ランチルームなどの施設も紹介されています。
また、文化祭や体育祭、研修旅行など、学校生活を充実させる行事も実施されています。
高校生活の3年間は、学力を伸ばすだけの時間ではありません。
仲間と協力したり、目標に向かって努力したり、失敗から学んだりすることも、大きな成長につながります。
学校を選ぶ際には、授業や進学実績だけでなく、部活動や施設、学校全体の雰囲気にも目を向けてほしいと思います。
京都・岡崎という立地と通学環境
京都文教中学校・高等学校は、京都市左京区岡崎円勝寺町にあります。
平安神宮や京都市京セラ美術館などがある、歴史と文化を感じられる地域です。
地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約3分と、公共交通機関で通学しやすい立地にあります。
学校選びでは、毎日の通学時間や交通手段も重要です。
実際に通学することを想定し、無理なく通えるかどうかも確認しておきたいところです。
自分に合った学校を選ぶために
今回、京都文教中学校・高等学校の先生から直接お話を伺い、改めて感じたのは、高校選びでは学校名だけでなく、コースごとの教育内容をしっかり理解する必要があるということです。
京都文教には、国公立大学・難関私立大学を目指すコース、学習と部活動の両立を目指すコース、スポーツに力を注ぐコースがあります。
同じ学校であっても、選ぶコースによって高校生活の過ごし方や学習環境は異なります。
また、2027年度からの授業時間やカリキュラムの見直しも、これから入学する生徒にとって重要な変更点です。
学校選びにおいて大切なのは、知名度や偏差値、進学実績だけで判断するのではなく、その学校の教育方針や学習環境が本人に合っているかどうかです。
京都文教中学校・高等学校も、そうした視点から比較・検討してほしい学校の一つです。
中学生の皆さんには、ぜひ学校説明会やオープンキャンパスに参加し、自分の目で確かめたうえで進路を考えてほしいと思います。
オープンキャンパスで学校の雰囲気を感じてみよう!
学校選びで大切なのは、偏差値や進学実績だけではありません。
パンフレットやホームページでは分からない、学校の雰囲気や先生方の様子、施設や学習環境などを、実際に自分の目で確かめることも大切です。
「この学校で3年間、あるいは6年間を過ごしたいと思えるか」
ぜひオープンキャンパスに参加して、京都文教中学校・高等学校の魅力を自分の肌で感じてみてください。
開催日程や申し込み方法は、学校公式ホームページをご確認ください。
※掲載トップ画像は、京都文教中学高等学校公式ホームページおよび2027年度学校案内に掲載されている校舎・施設写真を参考に構成しています。


